動画を作成したり、写真を加工したり、何かと触れることの多いアスペクト比と解像度。
両方とも画像や映像の特徴を表す用語ですが、意味するものが違います。
アスペクト比とは縦横の比率のこと
アスペクト比とは、画像や映像の縦と横の比率のことを指します。
たとえば、マイクラ統合版でプレイすると、アスペクト比は4:3です。4:3のアスペクト比は、横の長さが縦の長さの約1.33倍です。
youtubeで推奨されてるのは、16:9のアスペクト比です。横の長さが縦の長さの1.78倍です。ですので、統合版で録画をして動画にする場合、4:3で録画したものをそのままyoutubeにアップロードした場合、youtubeが自動的にサイズ補正をするので左右の余白が黒くなります。
解像度とは、画像や映像の画素数のこと
解像度が高いほど、画像や映像が鮮明になります。
例えば、1920×1080の解像度は、横に1920ピクセル、縦に1080ピクセルの画素が表示されます。数字が大きいほど映像が鮮明になるということです。
なぜアスペクト比や解像度を気にするべきなのか
動画を作成する場合、まず重要なのが縦横のサイズです。
今はyoutube、tiktok、インスタグラム、Twitter、FaceBookなど、色々投稿できます。それぞれに推奨サイズが設定されているため、それに合ったサイズで動画を作成したほうが良いのです。
例えば、普通のyoutubeに、youtubeショートのサイズで投稿してしまうと、ショート動画は縦長なので、左右にひどい空きが出てしまいます。
いくら面白い動画を作っても、サイズが合ってなければ見にくくて視聴をストップされてしまいます。
それに、解像度も低くてぼやけていると、せっかくの映像動画もたいくつになってしまいます。
youtubeが推奨しているアスペクト比と解像度
アスペクト比は 16:9 推奨です。
例えば4:3で動画をアップロードした場合、youtubeが自動的にサイズ調整をして、空いているところ(左右)を黒くします。
- 4320p(8k): 7680×4320
- 2160p(4K): 3840×2160
- 1440p(2k): 2560×1440
- 1080p(HD): 1920×1080
- 720p(HD): 1280×720
- 480p(SD): 854×480
- 360p(SD): 640×360
- 240p(SD): 426×240
これらの中でも、1080p(HD): 1920×1080(フルHD)と720p(HD): 1280×720(HD)がお勧めです。HD以上が「高画質」と呼ばれます。
今後、さらにデバイスが高性能になることを考えたら、1080p(HD): 1920×1080が最適です。しかし、高スペックでないとうまく動作しなくなるので、720p(HD): 1280×720でも構いません。
自分のパソコンのスペックと相談しながら決めてください。
ちなみに720p(HD): 1280×720は、ノートパソコン程度の画面の大きさなら、余裕で美しく表示されます。
エンコードする際の目安としてください。
youtubeのショートの動画サイズ
スマートフォンで画面を縦にして視聴するのに最適な動画サイズになっています。
YouTubeショートに動画を投稿するときは、
アスペクト比(縦横比)9:16、解像度1080×1920pxが最適です。
PCで録画してPCで動画を制作するよりも、スマートフォンで撮影し、スマートフォンで動画を制作し、アップロードするのに向いています。
TikTokの動画サイズ
アスペクト比(縦横比)9:16、解像度(動画サイズ)1080×1920px以上。
投稿できる動画フォーマットはmp4かmovファイル。
動画の長さは15秒・60秒・3分から選択します。ですが、TikTokユーザーによく視聴されているのは「15秒」の動画です。
Twitterの動画サイズ
投稿できるフォーマットはMP4、もしくはMOVです。
1:1のアスペクト比が推奨されていますが、9:16や16:9等の異なったサイズでも問題なく投稿できます。1:2.39~2.39:1の範囲で可能。
15秒以内の長さ推奨。
最大解像度は1,920×1,200、または1,200×1,900、最小解像度は32×32。
大きさは1GB以下。それ以上になるとエラーになります。
有料のTwitter Blueに加入すると、最大60分の動画(1080p)を投稿できます。