香港でのChatGPTの状況
今話題のChat GPT、香港では現在自由に使用できません。
Open AIのChatGPTのサービスエリアに香港は含まれておらず、香港で使用したい場合は、VPNと国外の電話番号が必要となっています。
VPNと国外の電話番号が取得できた方は、強化版「GPT-4」の使用が可能です。
現在の香港で最新版の「GPT-4」を使うには、VPNを使う前提で3つの方法があります。
- Open AIのサイトから
- Poe
- 新しいバージョンのBing
私がここで説明するのは、香港に住んでいても使えるVPN、国外の電話番号、料金不要のチャットボットアプリ「Poe」です。
「Poe」は、「GPT-4」以外の、無料で使えるAI「ChatGPT」が入っています。
iPhoneなどのアップル製品で「Poe」のアプリをインストールする
Q&AサイトのQuoraが、Poeというチャットボットアプリを出しました。iPhoneやiPadなど、アップルのモバイル製品で利用可能です。
Andoroid版もしばらくしたら出ると思います。
登録はとても簡単。Poeのアプリを検索で探します。
アプリをインストールします。メルアドを聞かれるので入力。
アプリ「Poe」には6つのAIがある
「Poe」はChatGPTの他にもAIがあります。
- Sage
- GPT-4
- Claude+
- Claude-instant
- ChatGPT
- Dragonflly
SageはChatGPTの簡素版。何度でも無料で使えます。
GPT-4(現在の最新版)は、一回お試しができますが、その後で「有料ですよ。登録してね」と誘導されます。
ChatGPTは、他の人が質問した内容も閲覧することができます。料理関係で質問すると、他の人が質問したレシピに関する答えが見られたりするので面白いです。何度でも無料で使えます。
ChatGPTのライバルとされているGoogleのClaude、Claude-instantも何回も使うなら有料になります。会話形式で文章がChatGPTより長くなり、非常に人間的な答えが返ってくるといわれています。例えば猫について質問したとき、AIの答えの中に命があるものという気づかいが感じられるということです。
Dragonfllyは中〇政府によって検閲されたインターネット情報のみを流すといわれています。
注意点としては、これらのAIは、2021年以降の情報が入っていないため、新しい情報が返ってくるのを期待できません。
それに、AIの答えが完全に正解を答えているわけでもありません。実際、教科書に載っているような常識的な歴史に関しても間違った答えを出してくることがあります。
あと、見事に知ったかぶりをしてきます(笑)
質問の仕方は工夫が必要
私は高度な質問ができないので、とりあえず今日の悩み事である晩御飯についてChatGPTに尋ねてみました。
「鍋の材料は何がありますか?」
「申し訳ありませんが、あなたの質問が何に関係するものかわかりません」と答えられてしまいました。
AIが困るのも無理ありません。「鍋を製造する場合の原材料」なのか「鍋料理の具や調味料のこと」なのか、質問があいまいですものね。
負けずにもう一回同じ質問をしてみました。
同じ質質問「鍋の材料は何がありますか?」という情報不足な質問に、今度はしっかり答えてくれました。同じ質問でも、同じ答えは返ってきません。
正しい質問の仕方は「鍋料理の種類と、具材や調味料を教えてくださください」です。
それにしても、上記のAIが答えてくれた文章ですが、大体はなるほどと思えるものですが、鍋の材料の中に「きんぴらごぼう」と「麻婆豆腐」があります。しれっとおかしいことも教えてくれるので、本当にAIを鵜呑みにするのは危険ですね。
答えの最後には、AIが他に質問がないか先回りして用意してくれています。
鍋に合うお酒?そういえばお酒も用意しなきゃと思い出しました。
もちろん、自分でさらに質問も追加できます。「Tell me more」に書き込むだけです。
基本的に答えが速いChatGPTですが、何の反応もないときがあります。混みあっているせいでなかなか接続できないということだと思いますので、時間をあけてみてください。