初期化が必要な場合とは
- iPhoneを販売、または譲渡する場合
- iPhoneの動作が不安定になったとき。
- iPhoneにウイルスやマルウェアが感染してしまった。
このようなとき、初期化します。
初期化によって起こること
すべてのアプリ、写真、音楽、動画、書類、その他のiPhoneに保存されたデータ、すべての設定やFace IDなどの認証情報、iCloudとの同期、iTunes、FaceTimeに関する設定などの情報がすべて消えます。
つまり、工場出荷時と同じ状態のまっさらなデバイスになるということです。
初期化をする前には、しっかりとバックアップを取っておくことが重要です。
バックアップをとっておけば、そっくりそのままの情報が守られます。
現在では、iCloudに自動的にバックアップがされていますが、iCloudの容量を超えるデータを持っている場合には、自分でパソコンなどにバックアップしておきます。
もう使わないiPhoneは初期化します。
使わないiphone。そのまま引き出しにしまっておく方もいるかもしれませんが、人に譲ったり、売りに出したり、下取りに出したりしますよね。そのとき、自分の個人情報をそのままにしてはいけません。
iPhoneを初期化することなく人の手に渡してしまうと、個人情報が漏れてしまうだけでなく、譲渡された側も、自分のiphoneとして使用することができません。
バックアップの方法
バックアップには３種類の方法があります。
- iCloudを使ったバックアップ
- iTunesを使ったバックアップ
- Finderを使ったバックアップ
普通にiPhoneを使ってインターネットを閲覧したり、記念写真をとってるくらいのユーザーであれば、自動的にバックアップをとってくれるiCloudで十分容量が足りていると思います。
iPhoneにデータを大量に保存していて、iCloudの容量である5GBを超えている人は、自分でバックアップをとります。
WindowsであればiTunesに。MacであればFinderにそれぞれバックアップをとります。
初期化の方法
初期化の前にやっておくべきこと
- 古いバージョンだと不具合が出る可能性があるので、最新にアップデートしておく。
- 新しいデバイスで電話番号が変わる場合は、信頼できる電話番号に新しく追加しておきます。
- Apple Watch のペアリングを解除します。
- Apple Payに紐づいているものをオフにします。
- （他社製に機種変更する場合）「iMessage」をオフにします。
- LINEの引継ぎの準備をします。
- バックアップをとります。
- 「iPhoneを探す」をオフにして、iCloudやApp Storeからサインアウトします。
（「iPhoneを探す」はオフにしておかないと、次に使う使用者がアクティベーションモードになってしまって、ロックされたまま使用できなくなってしまいます）
下取りに出す場合は、自分で初期化せず、お店でプロの人に説明を受けながらやりましょう。次のデバイスへの移行が楽になります。
手元にiPhoneがある場合の初期化
- iPhoneの「設定」→「一般」→「リセット」とタップ
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ。パスコードを入力します。
- 確認画面が出るので「iPhoneを消去」を選択。
手元にiPhoneがない場合の初期化
１.新しい持ち主と連絡が取れる場合－上記の方法で初期化してもらいます。
2.新しい持ち主と連絡が取れないが、「探す」アプリを設定していた場合－
デバイスを売るなどして次の持ち主がわからない場合、自分で他のデバイスから iCloud.com/find にアクセス。サインインし、そのiPhoneを選択、「消去」します。「探す」アプリをオフ。そのあと「アカウントから削除」します。
デバイスが盗まれている場合、こちらを参照してください
３.新しい持ち主が誰かわからない、「探す」アプリも設定していない場合-Apple IDのパスワードをはじめ、すべてのパスワード（メール、Twitter、インスタグラムその他すべて）を変更します。iPhoneを初期化することはできませんが、iPhoneを手にした人物が中の情報をうかがうことはできません。iCloudには、あなたの情報が残っています。まずはiCloudにアクセスします。
